前回基本的なコンプレッサーの仕組みを超簡単に説明したわけですが、
「じゃぁ実際どうなるんだ??」と言うわけで
目で見てわかる様に、波形にしてみました。
Garagebandと最初に言って置きながら、ProToolsばかりで
申し訳ないのですが、m(_ _)m
下のProToolsの画像を見てください。
(わかりやすくする為に、かなり極端に設定しています)
上の緑の波形が素材の音。
下の赤い波形がコンプレッサーを通した音です。
同じ様な波形ですが、下の赤い波形の方が均一になってる
のがわかるかとおもいます。
もう少しわかりやすくするために、
二つの波形を合わせてみました。
まず、1の部分を見てください。
前後と音と比べてちょっと大きかった緑色の部分が
ブルーのラインまで圧縮されて、
赤の波形になった言うことがわかるかと思います。
つまり、スレッショルドを超えた音を圧縮したわけです。
かなり極端な設定なので、前後も圧縮されてますが、
前後の波形は大きく変わってないのもわかるかと思います。
次に2の部分。
濃い茶色の部分が元の素材の音。
半透明の赤い部分が、コンプレッサーを通した音です。
あら?コンプレッサーを通った音が大きくなってますね、
大きな音を小さくして、均一にするのがコンプレッサーだったはずですが…
こういう事です。↓
コンプレッサーで音量が大きい部分を小さくしたので、
その分全体的な音量を引き上げられた。
全体的に引き上げた分、レベルの小さかった部分が上がった。
まどろっこしい説明で申し訳ないのですが
そういうことなんです。
コンプレッサーなんてかけずに、全体的にレベルを上げればイイじゃない?
って思うかもしれませんが…
ちょっと待ってください。
Garagebandの真ん中辺りに、音量メーターがありますよね?
このメーター右側にある赤い丸(ピーク)が点灯すると
「レベルがでかすぎる」と言うことになります。
極端にオーバーすると音が歪んで、非常に不快な音になってしまいます。
このピークが点灯しないように上手くメーターの範囲内に
納める様にしてみてください。(この辺が腕の見せ所なのです)
試しに、市販のCDなどの音源をGaragebandのトラックに入れて
トラックのボリュームを0.0db、マスターのボリュームも0.0db
にして再生してみて下さい。
ほぼ間違いなくピークの赤は点灯しないはずです。
(ココでメーターの話をすると終わらなくなるので…
その話はまたの機会にと言うことで…)
またまたわかりづらい文章で申し訳なかったのですが…
なんとなくわかってもらえたんじゃないか??と思います。
ちなみに、コンプレッサーをかける事を
「コンプで叩く」
なんて言ったりします。使ってみてください(笑)